脂性肌の原因は?どんなケアが必要?

脂性肌になる原因

脂性肌になる原因はいろいろあって、内部的な要因か外部的要因に分かれます。オイリーになりやすくニキビができやすい思春期の肌は、ホルモンが活発に分泌されることで皮脂腺が刺激されます。これは多くの10代に共通する点でもあります。

しかし、大人の脂性肌の場合は原因はひとそれぞれなので、自分の脂性肌になる原因をまず知ることが大切です。

脂性肌にな主な原因を4つあげるので自分がどれに当てはまるのか見てみましょう。

年齢に適したスキンケアをしていない

まず10代の頃のお肌と、20代以降のお肌は根本的に異なるということを覚えておきましょう。思春期の頃は肌のターンオーバーが短く回復力も早いため皮脂だけでなく水分量も多いのが特徴です。

しかし、20代以降になるとターンオーバーの周期は年齢が上がるにつれて遅くなるため、肌の回復力も遅くなり、肌の水分量も10代の頃よりも衰えてしまいます。

その違いを知らずに10代の頃の脂性肌対策のスキンケアを行なっていると、ますます皮脂の分泌量が増えて脂性肌を余計に悪化させてしまう恐れもあるんです。

特に気を付けたいのが皮脂の落としすぎです。顔が脂っぽくなると、ついつい洗顔をゴシゴシと行なってしまう気持ちはわかりますが、これは逆効果なので要注意。皮脂は肌の潤いを逃さないように肌を守ってくれている潤いのヴェールです。

これをゴシゴシと洗って必要以上に皮脂を落としてしまうと、顔の脂は減るどころか肌が潤いを守ろうとして過剰に皮脂を分泌してしまい余計にベタついた肌になってしまうのです。

思春期の頃はターンオーバーが早いので、このケア方法でもなんとかなったかもしれませんが、ターンオーバーが遅くなる20代以降は肌を優しくケアすることを心がけてあげましょう。

皮脂の分泌を促す食事をしている

私たちの体は日々の食事から得られる栄養によって正常な状態を維持しています。

そのため、摂取する食事が皮脂の分泌を促すようなものばかりだと、皮脂の分泌は増えて脂性肌になってしまうのです。

脂性肌の原因になってしまうような食事は以下の通りです。

・バターやチーズ、卵、脂身が多い肉などの動物性脂肪の多い食品
・砂糖を多く含む甘いお菓子
・アルコール類
・小麦粉、白米、パン、麺類、お餅などの生成された穀物

生活習慣の乱れ

食事だけでなく、日々の生活習慣も皮脂の分泌に大きく影響しています。
気を付けたいのが、睡眠不足、喫煙、ストレスなどの生活習慣で、これらが慢性的に続くと脂性肌になるだけでなく、ニキビや肌荒れの原因にもなるので美肌を目指す女子にとって大敵です。

ホルモンバランスの乱れ

私たちの体のなかには男女関係なく、男性ホルモンと女性ホルモン、どちらも存在しています。

男性ホルモンは主にタンパク質を筋肉や内臓に変える働きや、髪の毛や体毛の成長を促進する役割、皮脂を分泌する役割があり、普段は女性ホルモンとバランスをとりながら正常な状態を維持しています。

しかし、思春期や生理前にホルモンバランスが乱れてしまうことによって、女性ホルモンよりも男性ホルモンが活発に働いてしまい、皮脂の過剰分泌が行われてしまうのです。

本当に脂性肌?真の肌タイプを診断してみよう

自分では脂性肌と思っていても実は違っていて、ケア方法が間違っているかもしれません。今一度自分の肌タイプを確認してみましょう。

診断方法は、朝目覚めたら洗顔をする前にUゾーンの肌に触れてみましょう。
次のどれに当てはまりますか?

脂性肌

ベタッと全体に皮脂が浮いて乾いた感じはまったくない。

オイリードライ肌

ベタつくところが多いけれどところどころカサつく。

ノーマル肌

ベタつきもカサつきもほとんどない

乾燥肌

全体的にカサカサしてつっぱる

一般的にTゾーンとUゾーンの肌質が違うことを「混合肌」と呼ぶようですが、じつは混合肌という肌タイプはありません。一般的にTゾーンはベタつき、Uゾーンはカサつく傾向にあります。全体がオイリー肌など、一部の人をのぞけば、実はほとんどの人が混合肌なのです。

それぞれの肌のケア方法

自分の肌タイプがわかったらそれぞれのケア方法を確認しましょう。

脂性肌

脂性肌の場合はまず洗顔で皮脂をスッキリ落とし、オイルカットの保湿美容液などを使いましょう。

日中はあぶら取り紙で皮脂を押さえ、浮き出た皮脂をしっかり取ります。ティッシュを使うと、繊維が肌に残って刺激になることがあるのでNG。また、皮脂の取りすぎを気にする人もいますが、あぶらとり紙では取りすぎになるほど取れません。

テカリや化粧崩れを防ぐには、ルースパウダーをファンデーションの上から重ねるのがオススメです。メイクの落ちてきた部分を中心に、パフで軽くのせましょう。

またストレスや寝不足で皮脂が増えることもあるので、生活面にも注意を。

オイリードライ肌

皮脂ばかり多くて水分が少ないオイリードライの場合よけいに目立ってテカテカします。そこで大切なのは肌の水分を増やす保湿ケア。水分量が増えれば皮脂だけが浮いて目立つのを緩和できます。

オイリードライ肌のような混合肌の場合、お手入れで迷ったらUゾーンに合わせましょう。なぜならUゾーンの肌は弱く乾燥しやすいので、洗い方や保湿は慎重にすべきだからです。

またUゾーンの皮膚は個人差が激しいので、合うスキンケアもそれぞれ。まずはUゾーンの肌質を基準にして化粧品を選びましょう。

一方Tゾーンは皮膚が皮膚が丈夫なので、どうしてもテカリが気になるなら、洗顔後は何もつけずに放っておいても大丈夫。つけすぎはニキビのもとになるおそれもあります。

ちなみに額の皮膚は、医学的には頭皮の一部。つまり頭皮同様、洗いっぱなしでいいくらいなのです。

ノーマル肌

今の状態をキープできるように水分を増やす保湿ケアを怠らないようにしましょう。

乾燥肌

化粧水などで肌に潤いを与えるというよりも、セラミド配合の化粧品などで肌の水分保持力をあげることが重要です。

それぞれの肌にあった正しいケアを行おう

肌は大きく分けて4タイプに分かれると書きましたが、その中でも一人一人肌の性質は微妙に異なります。

大まかな肌タイプ別のケア方法を知ったうえで、本当に自分の肌にあったケア方法を見つけていきましょう!

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