年齢を重ねるにつれてシワやたるみが現れます。
早い方では30代、遅くても40代で目元や口元に小じわが出てくるので早めにケアするほど肌の老化を遅らせることができます。
顔にシワが現れるのは、肌の乾燥や紫外線の影響によって肌の真皮層にあるコラーゲン、ヒアルロン酸が劣化し破壊されてしまうことが原因です。
よって、破壊されないように皮膚の成分を守り、さらに新しく肌の中で作られるように促すことができれば、シワもできにくくなります。
今回は、シワがない若々しい肌を手に入れるための有効的な成分をご紹介します。
しわの種類
まず、シワは「表皮ジワ(浅いシワ)」と「真皮ジワ(深いシワ)」の2種類に分けられます。この2種類のケア方法は異なるため、それぞれのシワに合わせた対策が必要となります。
表皮ジワ(浅いシワ)とは
浅いシワは、主に肌の乾燥が原因で現れます。
よって、肌が乾燥し続けると、若い人でもシワになります。
お風呂上がりなどの肌がうるおった状態では目立ちませんが、乾いてくると目立ってくるのが特徴です。
浅いシワは、目の周りなど皮膚の薄いところにできやすく、広範囲に細かく散らしたような、「ちりめんじわ」として見られることが多いです。
浅いシワがあると、化粧のノリ具合にも影響が出てしまいます。
浅いシワに効果的なスキンケア
乾燥による浅いしわは、保湿を重視したスキンケアを行うことが基本です。
角質層を痛めないようにやさしく洗顔して、化粧水でたっぷり水分を補給することが大切です。
また、浅いシワには以下の成分は有効です。
・セラミド
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
・アミノ酸
また、ちりめん状のしわでお悩みの方は、代謝が悪くなっていたり、皮脂分泌が低下している可能性があります。
上記の保湿ケアと一緒に、入浴やホットタオル、マッサージなどを行いましょう。
特に入浴は血行促進とともに、自律神経のバランスを整えて眠りの質を改善するのにも効果的と言われています。
また、マッサージも新陳代謝を促す効果があります。
肌馴染みが良いクリームを塗ってから、肌に刺激を与えないよう優しくマッサージしましょう。
真皮ジワ(深いシワ)とは
深いシワの主な原因は、老化や表情のくせ、紫外線が影響しています。
具体的には真皮層の大部分を占め、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの減少や劣化によってできてしまうシワです。
コラーゲンやエラスチンが正常に働いていると、肌のハリが保たれている状態のため、顔をくしゃくしゃにしても肌は元の状態に戻ります。
しかし、加齢などによってコラーゲンやエラスチンが減少したり、紫外線によるダメージで変性してしまうと、顔の形状記憶力が弱まり、表情を作ったときのしわがもとに戻らなくなります。
これを「表情じわ」と言います。
そして表情じわをそのままにしておくと、真皮層までくっきりと深く刻まれ「真皮じわ」になります。
深いシワに効果的なスキンケア
シワが深くなると、高額な化粧品や、高級エステなどに通ったりしたくなりますよね。
しかし、深いシワにまで進行すると、自力での化粧品の力だけでは改善するのに難しくなります。
深いシワに効果的な成分は以下の通りです。
・「リン酸アスコルビル」や「APPS」などの「ビタミンC誘導体」
・傷んだ細胞を正常な治癒に導くビタミンA「レチノール」
上記の成分を配合した化粧品でうるおいを与える保湿ケアとともに、肌表面の古い角質を落としながら肌の新陳代謝を促すピーリングをしてみるのも効果的です。
スキンケアとあわせて、生活習慣の見直しをすることも大事です。
睡眠をしっかりとる、栄養バランスのとれた食生活を心がける、ストレスを溜めない、紫外線対策をきちんと行うなど、肌だけでなく体にも良い生活習慣を心がけましょう。
まとめ
シワの主な原因は乾燥と紫外線です。
UV対策と保湿はシワだけでなく多くの肌トラブルの原因にも繋がるため必須ケアになります。
真夏は日焼け止めを塗ることはもちろんですが、日常的にUV対策をすることことで改善につながります。
しっかりと保湿とUV対策を心がけ、シワのないみずみずしい肌を手に入れましょう。