夜更かしをしたり、ムチャクチャな食生活をちょっとするだけですぐにできてしまうニキビ。大切な日に限ってプクッと膨らんできてイヤですよね…
時に顔にできたニキビはとても目立つし、気になって潰してしまうと跡になってしまうため、触ることもできません。
さらにしっかりケアしないとニキビ跡がシミのようになってしまうことも…
そんなニキビができてしまう原因とニキビ跡を残さず治す方法をご紹介します!
ニキビの原因
夜更かししたり食生活の乱れるとプクッと膨らんでくるニキビ。このニキビの原因をご存知ですか?
顔にできるニキビの原因はアクネ菌、あるいはアクネ桿菌と呼ばれる細菌によって引き起こされます。
アクネ菌は誰もが持つ常在菌という菌の一種。決して特別な菌ではないんです。
そんなアクネ菌には善玉菌と悪玉菌の2種類存在し、悪玉菌のアクネ菌が何らかの原因で毛穴に詰まった皮脂を餌にして繁殖し、炎症を引き起こします。
また、鼻、アゴ、口の周りなど部位によって原因と治し方が違うんです。
今回そんな部位別のニキビの原因と治し方をチェックしていきましょう。
ニキビの場所
ニキビができる代表的な箇所は「鼻」「アゴ」「口周り」など、顔の目立つ部分ですよね。
そんなニキビができやすい3箇所の原因と治し方見ていきましょう。
鼻のニキビ
鼻にできる赤ニキビはアクネ菌などの雑菌が繁殖することで炎症を起こし、プクッと腫れてしまいます。
また、その赤ニキビが気になって触ってしまうことで炎症が悪化し、さらに大きな赤ニキビになってしまいます。
そんな赤ニキビの治し方は、炎症を起こしているため、洗顔だけでは治すことができず、薬を塗ることが効果的と言われています。
一度できてしまった赤ニキビを治すのには、朝晩の2回、洗顔を行い、患部に塗り薬を塗ることが最も効果的と言えるでしょう。
アゴのニキビ
アゴにできる赤ニキビはホルモンバランスの乱れが原因だと言われています。
実は「生理」によるホルモンバランスの乱れがアゴのニキビ発生の原因になっていることをご存知でしたか?
女性は生理前になると「黄体ホルモン」の分泌量が一気に増えます。
このホルモンは男性ホルモンと同じ働きをし、毛穴の中の皮脂の分泌量を増やしてしまうことで毛穴が詰まってニキビを発生させてしまうのです。
また、アゴは外からの刺激に受けやすいことから皮脂に雑菌が繁殖しやすい部位でもあるために注意が必要です。
睡眠時間の不足、食生活の乱れなども原因になりますが、無意識のうちに直接手で触ってしまう人は、意識的に触らないにようにすることが最もアゴのニキビを発生させない方法になるでしょう。
口周りのニキビ
口の周りにできるニキビは「内臓の不調」が最も大きな原因。
その中でも影響を与えやすいのは「胃」で食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなどで胃の不調が大きく影響を与えます。
また、アゴ同様に直接手で触れやすいことから雑菌が繁殖しやすく、ニキビの発生原因となります。
口周りのニキビを作らないようにするには、暴飲暴食を止め、胃を休ませることが大切です。
また、食事のあとに紙ナフキンなどで拭くのは肌に刺激を与えてしまうため、厳禁です。
水で口の周りを洗うか、ハンカチで優しく抑えるようにしましょう。
ニキビ跡の治し方
プクッと腫れ上がったニキビも目立ちますが、しっかりとケアしなければニキビが治った跡も目立ってしまいます。
そんなニキビ跡を目立たなくする方法を部位ごとに見ていきましょう。
ニキビ跡のシミ
炎症が起きてしまった場所には茶色っぽくシミが出来てしまいがち。
色素沈着の原因はメラニン色素の発生ですが、これは肌を守るために分泌されるため、ニキビが発生してしまう箇所を守ろうし、メラニン色素を増加させてしまうのです。
しかし、メラニン色素はターンオーバーのが行われれば徐々に消えていきますので。ニキビ跡のシミはターンオーバーを促す方法が最も効果的と言えるでしょう。
ニキビ跡の赤み
炎症が引き、痛くない状態になったにもかかわらずずっと赤みが引かないというケースもありますよね。これは肌の奥の炎症が残っていたり、うっ血してしまったことが原因です。
この状態で放っておくと色素沈着の原因となりますので、ターンオーバーを促す方法を行いましょう。
ニキビ跡の凸凹
大きく膿んで腫れてしまった時、治療後にニキビ跡が陥没してしまうことがあります。この場合は自然に治癒されることは難しいです。
ピーリングやレーザーなどの治療は即効性がありますが、肌に刺激を与えてしまうため、場合によっては悪化してしまうケースも。
肌のバリア機能や回復機能を向上させるための保湿ケアなどを行い、ターンオーバーを促す回復方法が長い目で見ると効果的と言えるでしょう。
ターンオーバーを早くする方法
ターンオーバーとは肌の表皮から一番下にある基底層で生まれる新しい細胞が、徐々に角層まで押し上げられ、最後は垢となって落ちるサイクルのことを言います。
赤いニキビ跡、茶色っぽいニキビ跡、陥没したニキビ跡は、このターンオーバーによって徐々に消えていくのですが、その期間は20代で28日、40代で55日と言われています。
顔に残った後は出来るだけ早く消したいものですが、このターンオーバーがなくてはニキビ跡を消すことはできません。
そんなターンオーバーを早くするには、
・十分な睡眠時間を取ること
・紫外線を極力避ける
・食生活の改善
を意識するだけでターンオーバーを促進することができます。
しかし、ターンオーバーは早ければいいというものでもありません。
ターンオーバーの促進を促す際に十分に育っていない細胞であれば、バリア機能も弱く、茶色いニキビ跡も排出されずに残されることもあります。
ピーリングなどでターンオーバーを促進するのも効果的ですが、できるだけ自然治癒能力を高める方法でターンオーバーを促しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
場所によってニキビができる原因が違いますが、跡を残さずキレイに治すためには、ターンオーバーを促すことが最も効果的といえるでしょう。
顔にできたニキビはどうしても目立ってしまいがちです。できるだけ触れないようにし、雑菌の繁殖が行われないような生活を心がけましょう!