なぜ夏は毛穴の開きが目立つの？
夏になると毛穴の開きが目立ち、化粧が崩れやすくなるのはなぜでしょうか。
そもそも毛穴の働きは皮脂を分泌することですが、この皮脂と汗腺からでた汗が混ざることによって肌の表面に天然の保護膜を形成します。
これが紫外線などの外部刺激から肌を守る役割をしてくれるのですが、気温も湿度も高い真夏は皮脂が過剰に分泌してしまい、これが毛穴を詰まらせる角栓を作る原因に。
その結果、毛穴の開きが大きくなり、角栓が酸化すると黒ずみの原因にもなってしまうのです。
毛穴の開きを悪化させがちなNG習慣
毛穴の開きに悩む人の話を聞くと、実は共通して毛穴の開きを悪化させるNG習慣を続けている場合が多いです。
普段何気なく続けている習慣が、実はあなたの毛穴の悩みを助長させているかもしれません。
もしも、これから挙げる毛穴の開きを悪化させるNG習慣に当てはまったら生活を改善しましょう。
♦︎メイクを落とさずに寝る
化粧を落とさずに寝ると汚れが毛穴を詰まらせるだけでなく、酸化した化粧品が肌を刺激し、雑菌が繁殖して肌荒れを起こす原因にもなります。
♦︎毛穴をゴシゴシ洗ってる
毛穴の黒ずみが目立つとゴシゴシと擦って洗いたくなる気持ちは分かりますが、強い刺激は余計に毛穴を目立たせる原因になるのでやめましょう。
♦︎毛穴パックを多用している
毛穴の汚れが一掃できる毛穴パックは一時的な爽快感は得られますが、刺激が強く皮膚を痛めて余計に毛穴の開きが目立つ恐れがあるのであまりオススメ出来ません。
♦︎日焼け止めはしっかり、でもクレンジングをさぼってる
日焼け止めで紫外線対策バッチリ！
でも日焼け止めはしっかり落とさずそのままにしていると毛穴汚れの原因になります。
ウォータープルーフタイプは特に、専用のリムーバーでしっかり落としましょう。
毛穴の開きには収れん化粧水がオススメ
毛穴の開きが目立ちやすい夏には、収れん化粧水を使うのがオススメです。
通常の化粧水が肌に潤いを与えてキメを整える効果があるのに対し、収れん化粧水は毛穴を瞬時に引き締めることに特化しています。
そのため、効果的に使うことができれば毛穴の開きが目立つ暑い季節にとても重宝するアイテムになるんです！
ただし、収れん化粧水は通常の化粧水とは効果が異なるため、使い方も少し異なります。収れん化粧水を正しく使うために３つのポイントをしっかり押さえましょう。
収れん化粧水を使う際に気を付ける３つのポイント
使うタイミングは乳液のあと
通常の化粧水は洗顔で失った肌の潤いを補給し、そのあとにつける美容液などの成分を肌に浸透しやすくする効果がありますが、収れん化粧水の場合は違います。
毛穴を引き締め、皮脂の分泌を抑える効果がある収れん化粧水は、通常の化粧水→乳液→収れん化粧水という順番で使うのが一番効果的なのです。
コットンを使うべし
通常の化粧水は手にとって体温で温めて使った方が肌に浸透しやすくて良いのですが、収れん化粧水の場合は毛穴を引き締めることが目的なので、体温が伝わらないコットンを使ったパッティングが適しています。
とはいえコットンで擦ってしまうと肌にダメージを与えてしまうので、500円玉サイズぐらいの量をコットンにとり優しくパッティングしましょう。
１分間ほど風を送るようにパッティングしていると肌の温度が下がり、肌の引き締め効果がよりUPします。
敏感肌の人はまずパッチテストをしましょう
収れん化粧水は普通の化粧水とは違い、肌に爽快感を出すため多くのアルコール成分が含まれています。
このアルコール成分が敏感肌の人にとっては強い刺激となり、肌が赤く腫れてしまう場合があります。そうならないためにも、収れん化粧水を使う前にコットンに少量の収れん化粧水をつけて腕の皮膚でパッチテストを行いましょう。
毛穴の開きを根本的に解決するには
収れん化粧水はあくまで一時的な毛穴の引き締め効果にすぎないので、根本的に毛穴の開きを改善するのものではありません。
毛穴の開きを根本的に改善するには代謝を高めて、日頃から毛穴の開閉機能を働かせておくことが大切です。体の筋肉も普段使っていないと硬くなって伸縮性がなくなりますよね？
毛穴もそれと一緒で普段から開閉を行なっていると毛穴は開いたままではなく、必要な時以外はしっかりと閉じるようになります。
体の代謝を高めるには、日頃から運動をする習慣をつけて、水分をしっかりと補給すること。そして規則正しい食生活と体を冷やさないことを心がけることが重要です。
暑い夏は冷たい飲み物とクーラーがガンガンに効いた部屋で体を冷やしてしまいがちですが、代謝を下げないような生活を心がけましょう！
