毛穴のタイプによってケア方法は変わる!毛穴の悩み別の原因と対策

 

 いちごのように黒ずみが目立つ毛穴、ぼこぼことクレーターが目立つ毛穴の開きなど毛穴に悩む女性は多いようです。

 どの年代でも毛穴の悩みは上位にランクインしていますが、実は毛穴に関してしっかりと理解している人が少ないのも事実です。

 まずは顔や体にある毛穴は何のためにあるのか、どんな役割を担っているのか理解したうえで毛穴の対策を考えていきましょう。

 毛穴が持つ役割

 

 毛穴は体全体に存在しますが、顔だけでも約20万個存在すると言われています。

 毛穴に悩む女性は「そんなに必要ない」と思われるかもしれませんが、毛穴は私たちを守る大事な役割を果たしているんです。

 毛穴の主な働きは以下の4つ。

・皮脂を分泌し膜をつくって潤いを保ち乾燥を防ぐ
・皮脂膜でホコリや化学物質などの外的刺激から守る
・皮脂の分泌と共に体内の老廃物を排出
・皮脂が皮膚のphバランスを保ち雑菌の繁殖を防ぐ

 多くの女性を悩ませる毛穴ですが、これを見ると必要な存在だということが分かりますよね。

 毛穴が目立つ原因は汚れじゃない

 鏡をみる毛穴が黒く見えて「汚い」「汚れが詰まってるのかな」と思うかもしれませんが、そうとも限りません。

 というのも、毛穴はくぼみなので影ができます。
それを黒い”汚れ”と錯覚してしまっている可能性が高いのです。

 また、顔の毛穴の皮脂線は体の毛穴の皮脂腺と比べると大きく、皮脂が溜まっているのは自然なことなのでそれは”自然なこと”という認識を持ちましょう。

 毛穴の大きさは遺伝の要素が大きい

 自分は毛穴が大きい、目立つという人がいますが毛穴の大きさは遺伝的な要素が大きく、男性ホルモンの量が関係しています。

 この男性ホルモンの量は遺伝的なものなので、毛穴化粧品などを用いても小さくすることはできません。

 しかし毛穴は遺伝的な要素以外にも、日ごろの生活習慣が原因で毛穴が目立つ場合もあります。

 毛穴を目立たせることにつながる生活習慣とは、不規則な生活や喫煙、極端なダイエットです。
これらはホルモンバランスを崩し毛穴の開きを加速させることに。

 また、日焼けも肌のハリや弾力を低下させて、たるみ毛穴につながるので注意が必要です!

 毛穴の種類

 毛穴と一口にいっても種類があり、それぞれケア方法が異なります。

 まずは自分がどの毛穴に該当するのか確認してみましょう。

 1.詰まり毛穴

 

 毛穴の中の皮脂腺から分泌される皮脂と、古い角質が混ざって角栓になります。
主にTゾーンの毛穴に多いのが特徴です。

 2.たるみ毛穴

 

 老化により真皮のコラーゲンやエラスチンが弱り、毛穴を支えきれなくなってしずく型に垂れ下がってしまった毛穴のこと。主に頬に多く見られます。

 3.開き毛穴

 

 オイリー肌で赤ら顔ぎみの人に多い毛穴です。オイリードライに傾くと敏感になることもあります。

 毛穴別のスキンケア

 ご自分の毛穴の種類を確認したら、次はその毛穴に最適なケア方法を見ていきましょう。

 詰まり毛穴に最適なケア方法

 詰まり毛穴の正体は毛穴の中から分泌される皮脂と古い角質が混じったものなので、毎日の洗顔(さぱりタイプ)でしっかり皮脂を落としてあげることが一番効果的です。

 それでもまだ汚れが気になるという方は、ピーリングコスメや酵素洗顔料を使って古い角質を落とし詰まり毛穴を予防するといいでしょう。

 たるみ毛穴に最適なケア方法

 たるみ毛穴は20代のうちから「予防」することが基本です。真皮のコラーゲンの低下により毛穴が垂れることが原因なので、真皮のコラーゲンを増やし、ゆるみを防ぐ効果のあるピーリングを行うのが効果的。

 もう一つ、レチノールを配合した化粧品やビタミンC誘導体を配合している化粧品も真皮のコラーゲンを増やす作用が医学的に認められているので効果的です。

 開き毛穴に最適なケア方法

 開き毛穴は皮脂の過剰分泌が原因なので、皮脂抑制効果やコラーゲンを増やす効果のあるビタミンC誘導体配合の化粧品がオススメ。

 純粋なビタミンCよりも肌に浸透しやすく改良されたものがビタミンC誘導体で、化粧品の成分表示上では「リン酸アスコルビン」「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表示されているので化粧品を選ぶ際の参考にしてください。

 

 いかがでしたか?

 毛穴の悩みは日頃から自分の肌質を理解した上で、正しいケアをすることで予防することができます。

 反対に間違ったケアを続けることで毛穴の症状を悪化させてしまう恐れもあるので、一度自分のケアを見直してみることも大切です。

 適切な毛穴ケアを行なって、毛穴レスの素肌を手に入れてみてください。

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