シミに効果的!アルブチンとハイドロキノンの違いとは?

美白化粧水に配合されているメジャーな「アルブチン」はご存知でしょうか?

アルブチンはシミやそばかすの予防として美白効果が高い成分です。

そしてアルブチンと同様にハイドロキノンもシミに効果があるとして化粧品にも配合されています。

しかし、そんなアルブチンとハイドロキノンにはどのような働きがあるのでしょうか。

今回はアルブチンとハイドロキノンの効果と違い、そして使用方法を検証したいと思います。

アルブチンとハイドロキノンとは?

簡単に言うと、アルブチンはこれからのシミ予防や美白に効果があるとされています。

ハイドロキノンは、すでに出来てしまったシミを薄くする効果があります。

アルブチンの効果とは?

アルブチンはハイドロキノンとブドウ糖が結合してできた物質です。

化学的な構造はハイドロキノンにかなり似ています。

アルブチンはシミの元になるメラニンの生成を抑える働きがあります。

そのため、美白効果があるとして、現在は注目されている成分です。

紫外線などによってメラニンが黒くなるのは、チロシナーゼという酵素の働きによってメラニンを酸化させることで、メラニンが黒色化(シミ)になります。

アルブチンはこのチロシナーゼの生成を抑える効果があるので、メラニンが黒色化することが予防できます。

ハイドロキノンとは?

すでに出来てしまったシミにはハイドロキノンが効果的です。

ハイドロキノンとは、シミの原因であるメラニン色素を抑制し、シミの予防と、できてしまったシミの改善効果を発揮します。

ハイドロキノンはイチゴや麦芽、コーヒーなどにも含まれる成分です。

酸化を抑える還元作用があり、写真の現像液としても利用され、現像していた人の手が白くなったということからハイドロキノンには、美白作用があると発見されました。

ハイドロキノンはメラノサイトに直接働きかけて、メラニン色素の生成を抑制する効果があります。

そして、すでにできてしまったシミや色素沈着に対して、美白に導く成分です。

アルブチンとハイドロキノンの使い方、注意点

アルブチンの使い方

アルブチンは安全性が高く、肌全体に使用しても問題ありません。

またその安全性の高さから、妊婦さんでも使用可能とされています。

また、アルブチンはビタミンCと併用することで効果が高まります。

ビタミンCもメラニンの生成を抑える働きがあるため、併用することでシミが濃くなることを防ぐとされています。

さらに、ビタミンCは肌のターンオーバーを正常に戻す働きもあるため、古い角質が剥がれやすくなり、シミだけでなく肌のくすみにも効果的です。

しかし、アルブチンには即効性がないため、ゆっくりと長い年月をかけてケアすることを意識しなければなりません。

ハイドロキノンの使い方

ハイドロキノンは光や熱に弱く、紫外線の影響を受けやすい物質です。

ですから、ハイドロキノンを塗る際はシミや色素沈着の部分に塗り、降った後は紫外線対策をしましょう。

ハイドロキノンを使用してシミが濃くなった、広くなったという方は紫外線が影響している可能性があります。

日中に使用する場合は、必ずハイドロキノンを付けた上からしっかりと日焼け止めをつけ、できるだけ紫外線から肌を守りましょう。

アルブチンとハイドロキノンの違いまとめ

いかがでしたでしょうか?

アルブチンは安全性が高く、ハイドロキノンに比べて副作用はないと言われています。

しかし、アルブチンには天然のものと合成のものの2種類があります。

合成のものは、美白効果を高めるために、天然のものを改良し、まれに肌トラブルを起こす場合があります。

肌が弱い方は、天然のものを選び、毎日のケアをしてシミの予防のケアの1つとしてスキンケアを行っていきましょう。

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