内服薬や外服薬を使ってシミ取りをしようとすると、数か月間はずっと薬を服用したり塗布したりと、手間と時間がかかってしまいがちです。
しかし、レーザーによるシミ取り治療なら、短い治療時間で高い効果を得ることができるかもしれません。
しかし、ネットで調べると失敗した症例などもあり不安に感じられる方もいますよね。
今回は、高い効果が期待できるレーザーの具体的な検証と、失敗のリスクについてご紹介したいと思います。
レーザー治療とは?
レーザー治療で効果的なシミとは?
レーザーによるシミ取り治療は、全てのシミに効果が期待できるわけではありません。
一般的にレーザー治療は、シミで多く見られる「老人性色素斑」に効果的だと言われています。(今まで紫外線を浴びて出来た濃い褐色のシミです。)
また、そばかすにも効果が期待できると言われていますが、遺伝的要素があるため再発しやすいデメリットがあります。
レーザーの副作用とは?
日本人は体質的にメラニン色素が多いため、レーザーでシミ取り治療を行うと、「炎症後色素沈着(PIT)」が起こりやすいと言われています。
炎症後色素沈着とは、レーザーを照射することによって起こるシミ状の後遺症です。
シミが濃くなったように見えるため、かえってシミへの悩みが深くなってしまうこともあります。
レーザー治療の費用
レーザーによるシミ取り治療の費用は、シミの大きさによって変わります。
レーザーによるシミ取り治療は、美容整形となるため保険は適応されません。
費用の相場は、およそ5mm程度で1万円から1万5千円ほどです。
ただし、レーザーの種類は1種類ではありません。
シミ取りレーザー施術を受ける前には、どのシミ取りレーザーがどのくらいの治療費で施術を受けることができるのかを知ることも大事です。
以下ではおもにレーザー治療の費用を初回します。
・スイッチヤグレーザー:シミやほくろを破壊する機械です。
これまでのレーザーと比較すると波長の範囲が広く、通常のレーザーと同様皮膚表面のシミにはもちろん、真皮に落ちたメラニン色素に対しても効果を発揮します。
(効果的なシミ:老人性色素斑(シミ)、そばかすに効果的です)
費用は、1mm×1回…3,500円~9,800円で老人性色素斑だと1~5回の治療です。
・スイッチルビーレーザー:幅広い濃さのシミに有効的です。
赤い色の波長を持つ光を吸収しやすいメラニン色素の特性を利用して効果を発揮するレーザー。
(効果的なシミ:シミやあざ・そばかす、脂漏性角化症、花弁状色素斑)
費用は、2mm以下2430円、直径5ミリ以内 5,000円などです。老人性色素斑で1~5回の治療です。
・フォトフェイシャル:黒や赤の色素に吸収されやすいIPLという光の熱エネルギーによってメラニン色素や毛細血管を破壊します。※真皮のシミには効果がありません。
(効果的なシミ:そばかす、くすみ、炎症性色素沈着など)
費用は、1回15,000円~38,340円で、老人性色素斑だと5回以上~になります。
レーザー治療に向いている人
シミを取る治療法の中で、レーザーは短時間でシミが取れます。
しかし、全てのシミに効果的ではないので、
・老人性色素斑のシミに悩まれている方
・治療後のケアがきちんとできる方
・短時間でシミを取りたい方
これらの方がレーザー治療に向いていると言えるでしょう。
シミ取りレーザー治療まとめ
いかがでしたでしょうか?
レーザー治療で失敗しないためには、自分が今悩んでいるシミについてよく知ること、治療後のケアをきちんとしっかり出来る方、肌を大切に出来る方でなければ難しいと思います。
たった数分といわれるレーザー治療ですが完治するには何カ月もかかります。治療後は長い目で見て肌と向き合っていきましょう。