ニキビの芯は取っちゃダメ？正しいケア方法とNGケア

そもそもニキビの芯は取っても良いものなのか、そこから疑問に思っている人もいることでしょう。ニキビの芯を取ると治りが早くなるのかそれとも悪化するのか、その噂の真相も含めて解説していきたいと思います。

ニキビの芯はズバリ、取って良い状態のニキビと取ってはダメな状態のニキビが存在します。芯を取るタイミングは、芯を取った後の治りの速さやニキビ跡などにも関係してきます。

芯を取っても良い状態にニキビは、まだできたばかりのニキビである白ニキビや、そこから少し酸化してしまった状態の黒ニキビまでだと言われています。目安としては痛みが生じ始めたニキビは既に芯を取っても手遅れの赤ニキビや黄ニキビなので、痛みがあるニキビの芯は取らないようにする、と覚えておくと良いです。

できてしまったニキビには触らない方が良い、とうイメージがあるかもしれませんが、ニキビの芯を取り除いても良いと言われている白ニキビや黒ニキビは、まだ炎症を起こしていない状態の若いニキビになります。

毛穴に皮脂や角質が詰まったばかりの状態であるため、ニキビの芯を取り早い段階でそれを体外へ押し出してあげることで、それ以上ニキビが悪化することを防ぐことができます。ただしこの状態でも、ニキビの芯を取りだす際には正しいやり方とケア方法があります。ただ力任せに押しだせば良いというわけではないので、その点は注意しておきましょう。

ここからは実際に、ニキビの芯の正しいケア方法を紹介していきます。正しい方法でニキビの芯を取り除けば、早い段階で綺麗にニキビを治していくことができますよ。

ニキビの芯を取る前は、必ず肌を柔らかくします。肌が柔らかくなれば自然とニキビの芯も柔らかくなり、取りやすくなります。なのでホットタオルやスチーマーなどでしっかりと顔を包み、毛穴を開かせてから洗顔を行ってください

毛穴が開いた状態で洗顔をすると、それだけで自然とニキビの芯も取りやすくなってきます。ただし熱すぎるお湯は肌を痛めてしまうので、適温を心がけましょう。

ニキビの芯をセルフでケアしていく場合、必ずプッシャーなどの器具を使って行いましょう。無理やり指や爪で押しだし、ピンセットなどでとる行為は逆に肌へ負担がかかり、色素沈着を招いたりニキビが逆に悪化してしまう可能性もあります。

また使うプッシャーに関しても、事前にアルコールで拭いたり熱湯で消毒したりして、清潔な状態の物を使うようにしてください。

ニキビの芯を取りだした後というのは、どんなに初期の段階だったとしても自然に治癒した状態ではありません。そのままにしておくと炎症などを起こしてしまう可能性があるので、しっかりと毛穴の消毒やケアを行ってください。

殺菌や消毒の作用があるニキビ治療薬を塗っておくと、そのまま悪化せずに綺麗に治すことができます。

ニキビの芯を取る際、やってはいけないNGなケア方法を紹介します。こういった誤ったケアをしてしまうとニキビの悪化やニキビ跡が残ってしまう可能性があるので、気をつけましょう。

まだ初期段階のニキビだからと芯を取ろうとしたものの、うまく芯が出てこない場合もあります。これは特にすでにニキビが酸化し、固くなってしまっている黒ニキビの段階に多いです。しかし痛みがないからと言って、ムキになって圧力を与えすぎたりするのは絶対にやめてください。

芯が出てこない状態なのであれば、それはもうセルフケアを行うべきではないニキビだということです。どうしても気になる際は皮膚科などのクリニックなどへ行って治療をしてもらうようにしましょう。

ニキビの芯を取るケアをして逆に悪化してしまったという人の多くは、既に炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビの芯を取ろうとしています。中には膿を早く出してしまった方が良いという意見もありますが、それはもうセルフケアで行える範疇を超えています。

芯が出ない黒ニキビと同様、こちらもどうしても治療をしたいのであればセルフケアではなく、ニキビ治療を行っている皮膚科などを受診しましょう。

ニキビの芯のケア方法について、正しいやり方やNGなケアをまとめて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。普段何気なくニキビの芯を取っている人もいるかもしれませんが、本来であればこれだけの過程を経てからやるべきなんですね。

今回紹介したセルフケアは、あくまで出来たばかりのニキビの芯を取るためのものになります。少しでも心配、不安だという人は、自己判断ではなくかならずクリニックなどで診察を受けるようにしましょう。