洗顔しただけで肌のピリピリする!「敏感肌」の正しいスキンケア方法って?

 敏感肌とは?

敏感肌はアレルギー体質など生まれつきの方もいますが、年齢とともに肌が敏感になってきたと感じるのであれば、肌の保湿力の低下が原因です。
肌に潤いを与える成分のセラミドの不足が考えられます。
セラミドが不足すると、肌の水分が逃げるだけではなく、外部からの刺激から肌を守るバリア機能も低下します。
つまり敏感肌は肌の水分や不足して乾燥しているため、普段以上に肌がカサカサになり、ほてり、痛み、かぶれなどになってしまったりしまうのです。

また、間違ったスキンケアや生活習慣による影響も原因とされており、健全な生活を心がけることと正しいスキンケアを行うだけで、敏感肌を解決することができる場合もあります。

 敏感肌の原因は?

 間違ったスキンケア

敏感肌の原因の一つは、日頃からのスキンケア方法が間違っていること。
間違ったスキンケア方法は、肌の保湿力を減少させ、敏感肌を引き起こしてしまいます。

例えば、

・クレンジングに2分以上時間をかける。
・ゴシゴシ洗顔する
・化粧水を力強くパッティングする
・毎日パックやマッサージで外部から刺激を与える

これらの行為を続けることで、日に日に保湿力を低下させていき、敏感肌を引きおこしてしまうのです。

敏感肌の方は、

・クレンジングを1分以内に終わらせる。
・泡立てた洗顔料で優しく洗顔する。
・化粧水を優しくパッティングする。
・パックやマッサージの周期を減らす。

これだけでも肌の保湿力が保たれ、敏感肌の大部分が解決することでしょう。

 生活習慣

健康で美しい肌を保つためには「正しい生活習慣」は不可欠といえるでしょう。
ついつい生活習慣は乱れがちですが、敏感肌の方で「バランスの偏った食事」「夜更かし」「睡眠不足」「ストレス」などの要因にあてはまりませんか?
これらを続けることで、肌に必要な栄養を届けることができず、日に日にデリケートな肌に…
生活習慣を正すことで、敏感肌は改善するかもしれません。

体調のことを考えても健康的な生活習慣を身につけることは大切といえるでしょう。

 ホルモンバランス

女性はホルモンバランスの乱れにより体調が変動するとがあります。
体調の変化と同時に肌の調子も悪くなることがります。

特に「妊娠」「月経前後」は大きくホルモンバランスが変動し、それにより一時的に敏感肌になってしまうケースもあるようです。
ホルモンバランスの乱れが原因で敏感肌になってしまったと感じてしまった場合、リラックスして過ごすことを心がけ、敏感になった肌に合わせた化粧水や美容液などを使用してあげましょう。

 アレルギー体質

小さい頃からアトピーだったり、かぶれてしまったりする方は生まれつき肌が弱い可能性があります。
また、アレルギー症状が原因で敏感肌になるケースもあるようです。

両親がアレルギー体質であったり、あなたが花粉症やぜんそくを持っている場合、アレルギーが起きているであろう成分でパッチテストで特定しましょう。
そこで判明したアレルギーのあるコスメは使用せず、肌に合ったものを使用しましょう。

 敏感肌向けの洗顔方法

敏感肌の原因の一つは洗顔の方法にあると言われています。洗顔のやりすぎや強い洗顔料を使うことで皮脂までも洗い流してしまい、肌のバリア機能が低下してしまうのです。

 敏感肌の人のNGな洗顔方法

敏感肌の人や敏感肌になりやすい人は、これらの洗顔方法をしていませんか?

・洗顔に時間をかけてゴシゴシと強い力で洗う。
・熱い温度のお湯やシャワーで洗い流す。
・タオルでゴシゴシと強い力で拭き取る。

これらの方法で洗顔しているという人もいるかと思います。

この洗顔方法を行っていると、角質層のセラミドが流れてしまい、角質細胞の間にスキマができてしまいます。
すると外部からの刺激が直接肌の内部に到達してしまい、敏感肌が悪化。
すると洗顔しただけでヒリヒリしてしまったり、かぶれてしまったりや保湿もしっかりできない状態に。

肌がボロボロになってしまうと、どんな洗顔料も化粧水も肌には合いません。
セラミドが流れてしまった肌にダイレクトで刺激を与えてしまっている限り、肌は改善しないでしょう。

 敏感肌の人の正しい洗い方

敏感肌の一般的な洗い方といえば、出来るだけ肌に刺激を与えないようにきめ細かい泡で優しく洗い、ぬるま湯ですすぎを行い、タオルで優しく拭き取ると思います。
しかし、これだけでも敏感肌の人は肌に刺激を与えてしまうのです。
では一体どんな洗顔をすればいいのでしょうか?

ぬるま湯の温度は?

洗顔を洗い流すときのぬるま湯は本当に「ぬるま湯」ですか?
ぬるま湯とは32度〜35度のことを指し、人が触れると「少しヒヤッとする温度」のことをいいます。
実際に洗い流すときに使っているぬるま湯、ちょっと温かいと感じる温度ではないでしょうか?
多くの方はこのぬるま湯の温度が高く、皮脂やセラミドを洗い流してしまっているケースが多いのです。
その結果、乾燥や肌荒れの原因となり、敏感肌になってしまうのです。
また、直接シャワーを顔に当てることも、肌にとっては大きな刺激となってしまいますので厳禁です。

洗い流すときの温度は32度〜35度にするように心がけ、手ですくったぬるま湯で洗い流していきましょう。

洗顔の順番

たっぷりと泡立てた後、その泡を一気に顔に乗せていませんか?
実は洗顔は洗う順番も大切なんです。

顔の皮膚は場所によって皮脂の量や皮膚の薄さが違うため、泡を一気に顔に乗せてしまうと敏感な箇所に長時間洗顔料が乗ってしまうため肌に良くありません。
そのため皮脂の多い箇所から洗っていきましょう。

理想の順番は、

1.額と鼻(Tゾーン)
2.頬
3.アゴ
4.口元
5.目元

この順番で洗うのが最も肌に影響を与えない順番になるでしょう。
また入浴時のどのタイミングで洗顔をするのかも影響を与える原因となります。

お風呂に入るまえや、入浴の最初に洗顔してしまうという人もいるかと思いますが、するとシャンプーやリンスの成分が顔に付着してしまい、それが肌荒れを起こしてしまうケースもあるんです。
洗顔はシャンプーやリンスの前ではなく後に行いましょう。

タオルの使い方

顔を洗った直後に水気をふき取るために使うタオルですが、どんな拭き取り方をしていますか?
中にはゴシゴシと拭いてしまう人もいるかもしれません。
するとタオルの摩擦によって肌にダメージを与えてしまうことも。
洗顔後の水気をふき取るときは「拭く」のではなくタオルで顔を「おさえて」水気を抜き取りましょう
また、洗顔後の肌はとても敏感ですので、清潔なタオルを必ず使いましょう。

 まとめ

いかがだったでしょうか。
敏感肌の原因といっても、コスメが原因だったり洗顔方法が原因だったり様々ですよね。
でも、敏感肌を治すのは高価な化粧品や複雑なケアではありません。
毎日の小さな習慣が敏感肌を改善するのです。
敏感肌に悩むみなさんも、これらの方法で肌をケアをしてみてはいかがでしょうか?

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