シミを消すツボは存在する？
シミを消すためにツボを押すという行為は、あまりイコールで結びつかないかもしれません。確かにシミを完全に消すツボ、というと語弊があるかもしれませんが、ツボは東洋医学における治療方法のひとつとして認められているものなので、シミに対してある程度の効果が期待できるツボは存在します。
ツボでシミを消すことができる理由
シミがツボ押しで消すことができるなんて、といまいち信じられない人もいるかと思います。しかしなぜツボでシミを消すことができるかという理由は、シミができてしまう原因に着目すると、納得ができるものなのではないでしょうか。
例えば傷跡や炎症などによって色素沈着を起こし発生してしまうシミは、肌の新陳代謝が低下することで主に引き起こされます。またこれによりターンオーバーが乱れることで、紫外線が原因のシミもできやすくなっていきます。血行や代謝を活発にするツボを押すとこういった身体の不調が改善し、結果的にシミも薄くなっていくのでツボ押しはシミを消すことに効果がある、と言われるようになったのでしょう。
シミを消すツボは全身に存在する
シミを消すツボというと、イメージ的には顔周りにあるのかと思うかもしれません。しかし知っての通りツボというのは全身に存在するため、顔周り以外にもシミを消すことに効果を発揮するツボは存在します。
顔だけでなく全身のシミを消すツボも一緒に押すことで、より高い効果が期待できるかもしれません。
シミを消すツボ一覧
ここからは実際に、シミを消すためにおすすめのツボをいくつかピックアップして紹介していきます。
攅竹（さんちく）
攅竹（さんちく）は顔にあるシミを消す効果のあるツボの一つで、眉毛の内側、ちょうど眉頭あたりにあるツボです。左右の眉頭の少しくぼんだ部分が攅竹であり、美白効果やシミ、そばかす、シワなどの改善効果が期待できます。
アンチエイジングが高価の高いツボの一つとして知られており、美白作用などもあると言われています。ただし少しデリケートなツボになるので、強い指圧はしないように注意をしましょう
睛明（せいめい）
睛明（せいめい）は目頭のやや上にあるツボであり、攅竹より少し下あたりにあるシミを消すツボになります。顔全体の血行促進に効果があるため、新陳代謝を活性化してターンオーバーなどを整えていく効果があります。
顔の色素沈着を防ぎシミを消すことをはもちろんですが、疲れ目などの改善も期待できます。こちらも目周辺のデリケートな場所にあるツボなので、あまり強く押しすぎないように気を付けてください。
承漿（しょうしょう）
承漿（しょうしょう）も顔にあるツボになりますが、目の周辺ではなく口の下にあるシミを消すツボになります。下唇の中心の下あたりにあり、顔の血行を促し肌の代謝を高めてくれる役割があります。
シミなどを改善してくれる効果はもちろんですが、乾燥などにも効果があると言われているツボです。
合谷（ごうこく）
合谷（ごうこく）は、手の甲にあたる方の親指と人差し指の間にあるツボです。多くの神経が集まっている場所だと言われており、シミなどを改善していくことはもちろんですが内臓機能などを整える役割があります。
築賓（ちくひん）
築賓（ちくひん）は足にあるシミを消す効果があるツボの一つです。下半身全体の血流を良くし、冷えなどにも効果があると言われています。新陳代謝なども活性化してくれるため、ターンオーバーなども整え、シミや色素沈着の改善にも有効です。顔とは遠い部分にあるツボになりますが、美白のツボとも言われています。
シミを消すツボ押しをするときのコツや注意点
シミを消すツボはとても手軽に行えるため人気がありますが、顔周りなど敏感な部分にあるツボも多いです。ここではシミを消すツボを押すときの注意点や、より効果を高めるためのコツを紹介します。
強く押しすぎない
ツボは痛く、強く押した方が効果があると思われがちですが、シミを消すためのツボは皮膚の薄いデリケートな場所が多いです。なので痛くないくらいの程よい強さで、指圧をしてあげるようにしましょう。
大体10秒間指圧して一旦指を離し、もう一度…という繰り返しを、大体5回程度を目安に行うと良いとされています。自分が気持ちいいと思える強さでツボ押しは行いましょう。
美白化粧品をつけながらやると効果的
シミを消すために美白化粧品などを使っている人も多いかと思いますが、シミを消すためのツボ押しはこういったスキンケア用品を付けた後にすると、より効果が高まるのでおすすめです。
美白化粧品をつけたあとにマッサージをするようにツボ押しをすると、代謝がよくなり美白成分の浸透力もぐんと高まります。ぜひシミ対策のスキンケアは、ツボ押しと一緒に行ってみてください。
シミを消すツボを押して美肌を目指そう！
シミを消すためのツボについて紹介をしてきましたが、いかがだったでしょうか。もちろんこのツボを押しておけば全くシミができない、完全にシミを消すことができるというわけではありませんが、やるのとやらないのとでは肌の状態が全く変わってきます。
毎日のスキンケアに取り入れても苦にならない簡単なツボ押しばかりなので、ぜひシミ対策に取り入れてみてください。
