毛穴は、若い方だけでなく、エイジングケア世代の方も多く悩まれています。
その中でも「たるみ毛穴」という症状を聞いたことがありますか?
たるみ毛穴とは、ポツポツ点状に目立つ黒ずみ毛穴や開き毛穴とは違い、毛穴自体が細長く、線のようになっている毛穴のことです。
鼻のサイドからほうれい線のほうに斜め下に伸びるようになっている場合もたるみ毛穴になります。
毛穴は化粧では隠し切れないので毎日のスキンケアで予防することが大切です。
今回はたるみ毛穴の原因と有効成分について詳しくご紹介します。
たるみ毛穴の原因とは
たるみ毛穴の原因は、主に、肌の乾燥・加齢と言われています。
まず、肌の奥にある真皮は肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチン、そして真皮の水分を保持するヒアルロン酸で構成されています。
ヒアルロン酸はコラーゲンやエラスチンの隙間を埋めるように敷き詰められて、肌のハリや潤いを保っています。
しかし、加齢や紫外線、乾燥などの影響により、ヒアルロン酸だけでなくコラーゲンやエラスチンなどが減少すると肌のハリも失われ、たるんでしまいます。
また、加齢により皮膚のさらに内側の表情筋も衰えると、皮膚を支えきれなくなり、たるみが急速に進みます。
こうして乾燥や加齢により肌のハリ成分・うるおい成分が失われることで皮膚自体がたるみ、その表面にある毛穴も引っ張られて細長く目立つようになります。
これがたるみ毛穴になってしまいます。
たるみ、毛穴に効果的な有効成分とは
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体には、美白やエイジングケアのための作用があります。
・メラニンの生成を抑制
・メラニンの沈着を防ぎ、シミ予防に
・皮脂のコントロール作用し、毛穴を引き締める
・コラーゲンを増やし、たるみ毛穴予防に
・活性酸素抑制作作用による肌の老化予防
ビタミンC誘導体は、これらの働きをするため、肌にマルチにはたらきかける成分として注目されています。
レチノール
レチノールはビタミンAの正式名称です。
肌代謝を上げ、シワやシミ、たるみに効果があります。
ビタミンAは脂溶性ビタミンに分類され、シミやシワ改善に大切な肌の弾力を作り出す働きがあります。
しかし、レチノールは刺激が強めなので肌の弱い人には向いていません。
コラーゲン
コラーゲンは肌の弾力を保ち、真皮から表皮へ栄養を橋渡しする役割も担う大切な成分です。
コラーゲンは、エラスチンとともに肌の土台となる「線維」をつくり、そこに保水力の高いヒアルロン酸やプロテオグリカンなどがくっついて、肌のハリやみずみずしさは生み出されています。
土台であるコラーゲンが減ると、肌からハリが失われ、シワやたるみとなって現れてしまいます。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は肌の真皮部分に存在する成分で、ヒアルロン酸1gにつき6リットルの水分を保水することが出来ます。
肌の潤いや弾力を保つ効果があるので、たるみ毛穴をキュッと引き締める役割を果たしてくれます。
フラーレン
フラーレンは肌の老化の遠因となる活性酸素を除去する力があります。
フラーレンの抗酸化力は一般的なビタミンCの170倍ほどと言われており、肌の紫外線によるダメージや酸化を食い止める効果を持つだけでなく、毛穴の面積を2割程度縮小する効果があります。
ですから、たるみ毛穴改善はもちろん、加齢による肌のたるみや老化を食い止めたい方はぜひ積極的に取り入れたい成分です。
まとめ
たるみ毛穴の原因と効果的な有効成分を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
たるみ毛穴改善には肌のハリと弾力を保つことが大切になります。
より効率的にアプローチするため、毎日のスキンケアに有効な成分を取り入れたるみ毛穴を改善しましょう。